- 作者: マーガレット・ミラー,Margaret Millar,吉野美恵子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1995/06/07
- メディア: 文庫
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マジで誰にでもおすすめしたい超傑作。すげえの読んじゃったもんね。登場人物、全員嫌なヤツ、皮肉と意地悪が効いた会話で進められてく。だけどそこに不快感が全くない。寧ろ爽快な、気持ち良い、そんな感情が芽生える。
マジで作中人物も展開も嫌なヤツというか信用ならんからどう物語が転ぶか分からん。
終盤、少し良い物語で収まるかのような同情、哀れみ、そして共感。凄えな。そっからもういっこ更に転がして、間違いのない悲劇になる。けど凄く読後感が爽やか。そう爽やかなんです。
凄えモノを読んでしまった。天才の作家の作品を読んでしまった。マーガレットミラー、この人を天才という以外で表現するのムズくね??
超傑作のマジで名著です。激しくおすすめ。