涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: 文庫
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今のオタクは踊っているのか。昔のオタクは踊っていた。見ている分には辛かった。やってる分には楽しいんじゃない??楽しそうだったし。そこら辺の気持ちは曖昧3センチ。けど踊り続けなければ生きていけない人間だっているはずだし。写経をやり続けなければ心を整えられない人間だっているはず。
という訳で今回は涼宮ハルヒの思い出について話していきたいと思います。それPUNIって事かい。
思い出いっぱいセンチメンタルな文章になると思われますので時系列がおかしいかもしれないので先に謝っておきます。ごめんなさい。
と言うのも私ごとで恐縮ではございますが、なっなんと!!引っ越す事になりました!!パンパカパーン。そんでもってコレは本読む人あるあるだと思うんすけど引っ越しの段ボールに本を詰めてる時についつい荷造りそっちのけで本読む事。ありんすよね。無いって言う人間は引っ越しやってみろ。やっちゃうよ。多分だけだ。
そんでもってまぁ久しぶりに手に取った訳です。涼宮ハルヒの驚愕を。ぁあ懐かしいなぁ当時読んでた時、佐々木さん!!!!て叫んでたよなぁ。という思い出が胸にそっと宿りページをパラパラとめくってたらやっぱり来たのよ。佐々木さん!!!!!。という思いが。なのでまぁブログに残しとくかと。
涼宮ハルヒについては自分はアニメのちょい前に知りました。地獄みたいなオタクにより。コレは凄い作品だ。ヤバい。長門長門長門長門。とりあえず消失まで読め。消失まで読めば変わるから!!!!と。振り返ると自分のゼーガペインとりあえず5話まで観ろに似てるなと。オタクという生き物は潔くカッコよく生きていけねえもんだなレディースアンドジェルトルメン、ボーイズアンドガールズ、ジッさんバッさんみんなみんな。潔くカッコよく生きてけるオタクなんているの??まぁいたとしても目背けるがな。キスしてグッバイなんてオタクじゃないよ。
まぁそんな地獄みたいなオタクの地獄の千本ノックみたいなオススメに根負けをして消失まで読みました。当時あまりライトノベルを読んでないというか。まぁどちらかというとディスってる側の人間でした。昔を愚かだとは思いません。あの時はあの時の感性があるのだろうから。んでもって憂鬱割りかし面白い(斜に構え)溜息つまらん退屈?フツー消失そこそこって感じだった。消失までとにかく読めって言葉よくあったと思うんだけど。みんな長門が好きだったのか??わたしゃ綾波レイじゃんくらいのうっすーい感情しかなかった。
んでアニメが始まった。地獄オタクは京アニがやる!!!歴史が変わる!!!!凄い事になるお前も立ち会えと言われたが。わたしゃスクールランブルを観た。確か時間帯が被ってた。八雲!!!!!お嬢!!!!!
んでアニメが始まったらすげえ話題になってた。私は即スクールランブルからハルヒに切り替えた。流されやすい事に関しては定評あるからねぇ。実際、ゴッドノーズとかイケテタシ。平野綾さん綺麗だし。平野綾さんのブームはこの前からなのかは知らんけど少なくともハルヒでブーストかかったよな。ライフライナーの件は流石に可哀想だったな。。。
オタクは踊っていた。舞っていた。何か見ていて全力だったていう動画がちょいちょいネットに上がっていた。やはり見てる分にはキツかった。やったらやったで楽しいんだろうけど。舞ってセーラ服騎士。
そんな盛り上がっていて。アニメ自体を楽しんでいてもハルヒに対しての気持ちは面白えんだけど。。。まぁ他の作品の方が面白えんだよなぁくらいのテンションだった。めんどくせえやっちゃな。
それからエンドレスエイト事件とか劇場版消失とかあったけど気持ちはそこまで大きくぶれなかった。当時、劇場版消失やってる時劇場版の長さは本を読み終わるくらいと同じ!!!!流石!!!!ていう意見をちらほら見たけど。まず単純に長えよって気持ちが大きくあって。仮に本当に本読み終える時間と同じを狙ってやってたとしたらその狙いは何か意味あるのか??という気持ちが強かった。
そんな私に転機が訪れる。涼宮ハルヒの驚愕だ。遅えよだし。シリーズの(今んとこ)の最終巻だし。けど私は覚えている。中学の?高校の?大学の通学か?あるいは社会人の通勤か?は年がバレるので言わないが私は平日の朝、電車に乗っていた。史上空前の痴漢数を誇る最強痴漢列車、埼京線に揺られていた。何が言いたいかって言うと朝の埼京線はマジで死ぬ。けど私はそんな中読んでいた。マジでクソ邪魔な人間だったろうけど読んでいた。涼宮ハルヒの驚愕を。読んでいたんだ。渋谷で下車する。叫びたかった。このパリピの街で佐々木さん!!!!!と。単純に佐々木さんが好きだった。そして驚愕のキョンとハルヒの物語に一応なのか何なのか分からんけれど。コレでおしまいになってもいいのかもしれないと言う結末に。私は涼宮ハルヒがめちゃくちゃ好きになった。佐々木さん!!と叫びたかった。朝の既に賑わいを見せている渋谷で。夢中だった。楽しかった。やっと心の底から涼宮ハルヒシリーズを好きと言えるようになった。
あれからそこそこ年月が進み平成が終わった。そして私の人生自体もあの頃よりかは終わりに近づいてるだろう。けど引っ越しの準備を忘れて再び読んだ涼宮ハルヒの驚愕で世界がエメラルドのように輝きに満ちて。昔を懐かしみ彩りを取り戻すため人生シャカリキ頑張りたいと思います。ありがとう涼宮ハルヒの驚愕。ありがとう佐々木さん。少し大袈裟に言いました。
ライトノベルのお話でした。