凪良ゆう 流浪の月 読みました。

 

流浪の月

流浪の月

 

 

傑作です。とても面白かった。物語のストーリーにとても強い引力を感じた。最初、読み始めてこの物語はきっと共依存の物語なんだろうなぁと思ったけど。そうであって、そうでなかった。理解出来ないこと、伝わらない事、分かり合えない事、繋がりたい事、繋がれない事。色んなもどかしさがとても面白い。

 

作中何度も繰り返される言葉がいくつかあって、それはこの物語の大切なものなのかもしれない。

 

けど、それよりラスト間際の変わらないものなんてないしね。というサラッとシンプルな台詞がこの物語の全てなんじゃないかと勝手に思う。誰かと歩んいく。そうして変わっていく、否が応でも。とても素晴らしいです。