筺底のエルピスが大好きな人はシュピーゲルシリーズを読もう。シュピーゲルシリーズが大好きな人は筺底のエルピスを読もう

 

 



 

はい!!ハイハイハイ!!!!。。。。。。ハイッッッッ!!!!!!!High!!!!Fly High!!!!最高に気分が良いぜぇ。。。

 

と言うわけでタイトルの通り筺底のエルピスあるいはシュピーゲルシリーズがどちらか片方が好きで好きでしょうがない人は、もう片方もはちゃめちゃに大好きになる。コレはどちらも読んでどちらもオールタイムベストに入ってる自分の考えです。絶対に絶対なんてない。けれども絶対にそうでしょと思っちゃう。だってどっちもめちゃくちゃに好きなんだもん。つーわけで特にこのポイントてのを簡単に数点書いてきます。怠いんで大きく2点に絞ります。

 

①絶望に次ぐ絶望。そして希望へ。。。

コレはかなり近しいモノを得られると断言できます。シュピーゲル最終シリーズである、テスタメントシュピーゲル。複雑に絡まる物語、深まる謎の渦中にいる主人公6人の少女たち。今までの因縁の総決算かのように絶望、そして絶望更なるおまけの絶望と怒濤の絶望追い込まれ展開になる。そして最終章であるテスタメントシュピーゲル3巻上下でためにため込んだフラストレーションを取り払うみたいに反撃に出る。解かれていく伏線と切り開く運命と絆。そしてラストはロマンスたっぷりなエピローグで静かに、波が引くがごとく物語の幕が閉じる。

 

私はまだ現在進行形で物語が進んでいる筺底のエルピスにも同じモノを感じている。最初から人類滅亡待った無し位に追い込まれてる舞台背景。そこから更にぶち壊して更に大きいスケールとどんどん膨張していく物語がエルピスの魅力。そのスケールが膨張してるのとどうじに新たなるステージの絶望、更なる絶望と。絶望までも膨張していく。それは最新巻である6巻でも。事態は何一つ好転するどころかスケールがどでかく追い込まれている。

しかし5巻からガラリと主人公達たちの周りには光が見え始める。最新巻の6巻ではマジでヤバイ超スクランブル。けれどもそんな困難でもお前らなら大丈夫。お前らなら大丈夫だよと希望や光を感じさせるものがある。だからこの先どんな事が待ち受けようとも信じられる、筺底のエルピスは希望の物語だと。

 

とどちらの作品もライトノベル史上トップレベルと断言ができる困難や絶望。しかしソレを主人公達が切り開いてくれて、希望の物語へと変えていく。エルピスは未完結なので断言はしちゃイケないのだけれども。断言したくなっちゃう。と言うわけで片方しか読んで無い読者に伝えちゃうよ。エルピスもシュピーゲルもヤバイ絶望あったじゃん。そしてソレを切り開いてくれてくれる希望の物語になるよと。

 

コレが一番のポイントです。

 

②戦闘の緻密さや面白さ

他にも語りたいところはあるけれども長くなると自分が疲れちゃうので。戦闘の面を挙げようかなと。

シュピーゲルシリーズではクランチ文体という独特な文章で物語が書かれている。そのクランチ文体で密度が濃く、かつスピード感もある。そして半端ない情報量の文章となる。シリーズが進むうちにそのクランチ文体の使い方も冲方丁が子慣れ、洗練されていき。ソレは戦闘描写でも面白さへと繋がる。特にテスタメントシュピーゲル既読者の方には伝わると思うがテスタメントに入ってからのツバメの殺陣のシーンは、その戦闘の面白さの極地になっている。なっているよね?てかツバメだけ主人公6人の中で贔屓かってくらい戦闘シーンが面白いよね???

 

筺底のエルピスも戦闘が面白い作品である。ソレはシュピーゲルシリーズの戦闘の面白さとはまた違った面白さである。エルピスの戦闘、いや戦闘以外にも通ずる話なのだけれども。魅力の一つとして情報の出し入れのタイミング、情報の取捨選択が非常に上手い。どのタイミングでどの情報を出したら読者が面白いと思ってくれるのか?ていうのが分かっているというか。物語の展開がパワフルさを感じさせる超スケールでやるのにそう言ったところは緻密さの巧みが光る。戦闘でもその緻密さがガチっとハマり読者を抜けさせる事は絶対にさせないぜいと感じさせる緊張感があるバトルが魅力の一つである。

 

シュピーゲルとエルピスの戦闘シーンの魅力は、それぞれ異なるがソレでもどちらヤバイオモロイよってのは片方しか読んでないファンは分かってると思う。もう片方よえげつないくらいおもろいよん。

 

 

 

他にも語れるポイントみたいなのはあるんすけど。フリック操作での長文はきついので。ここら辺で止めときます。

 

テスタメントシュピーゲル、そして筺底のエルピス。どちらも私のオールタイムベストに入る作品です。めちゃんこオモロイよてだけの話でした。エルピスが好きな人はシュピーゲルも好きになる。シュピーゲルが好きな人はエルピスも好きになる。そしたら間違いなくHAPPYですね。主に私が。

 

終わりです。

 

明日は元気だったらクレイジーカンガルーの夏と八目迷作品を絡めてブログ更新します。

大槻ケンヂのグミチョコレートパインや石川博品の先生のお布団が大好きな人間はうさぎやすぽんカクヨム日記を読めって話

どうも私という人間はTwitterを少し休もうと思うとブログやカクヨムを更新する癖がある。別におしゃべりでは無いと言う自覚はある。けど何でだろう?と思ったんですけど。以前Twitterで考えを書く人と喋る人の2パターンある、だから衝突が生まれる。みたいなtweetをみて、なるほどと思った。私は完璧に前者だと。話すと言う訳で無く自分の考えを文字にしてるという方が近い。最近ではその傾向も薄まり誰かの対話とまでは無いけど、少し会話的なものもするようになった。ともかく自分は考えを文字にする人間なのだなと。だからTwitterを少しお休み(まぁ今回はポジティブな考え毎なんでどうせ自分の性格だと1週間位でTwitterやっちゃうと思うけど。タイムラインをぼんやり眺めてはいるし)をしてる訳なのだれけども。ちょっとブログで書こうと思ってた事を書きたくなったので書く。

 

内容は数年前、mizunotoriさんがブログで書いてた新旧の類似のライトノベルを挙げるてヤツを最近自分の中でぼんやりとした新旧が生まれてるので一旦考えの整理とオススメがてら書いてみようかしらと。

 

それでは早速書いてきます。異論ウエルカム。

 

旧 グミチョコレートパイン及び石川博品作品 vs新 うさぎやすぽんカクヨム

 

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)

 

vs

 

うさぎやすぽんはカクヨムのリンクを貼っていいものか分からんのでとりあえずAmazonで書籍貼り付けたけど違います。カクヨムうさぎやすぽんの現役新人の医者としての日常を綴るカクヨムを読みましょう。マジでおすすめです。

童貞というかうだつの上がらない呼吸をするのが難しい野郎の青春バンドヒストリーといったら自分の中ではグミチョコレートパインが不動のものです。最近、漫画版も読んだのですけど。恐らく小説パイン編とは、あれ?やまぐちみかこやら何やら、これ。。。小説と違うよなと薄ら感じてはいるのですけど。少なくともあの日、あの頃のあの時に読んだオーケンのグミチョコレートパインと同じ衝動に駆られた漫画でした。オーケンに寄り添う事をやめたと思ってたけど。やはり自分の心のど真ん中にいるのはオーケンだ。

うさぎやすぽんカクヨム日記にはその今も昔も自分の中の心の叫びを与えてくれるグミチョコレートパインと同じモノを感じる。あくまでフィクションでは無く、日記というノンフィクションらしいので詳細をかくと失礼に当たるかも知れないので濁しておくけど。オーケンの魂と同じようなモノをうさぎやすぽんカクヨム日記には感じる。大地にどしっと足が踏み込まれてる魂の物語だ。うさぎやすぽんカクヨム日記を最高のエンタメとして読んでいる。


そして旧側でもう一人石川博品を挙げたのは。うさぎやすぽんの文章の繋ぎ方。具体的に言うと風景の描写と自分の心情の絡め方はかなり素晴らしい。自分の中では、ライトノベルで文章の達者な人として真っ先に出すのが石川博品なのだけれども。うさぎやすぽんカクヨム日記は石川博品ぽいとは違うのだけれども。少なくとも石川博品に焦がれた気持ちと似たようなモノを感じる。特に半自伝風味を匂わせる石川博品の先生のお布団で上手く人生が転がらない作家の主人公がもがく様が大好きな人はうさぎやすぽんカクヨム日記を読みましょう。

 

私は悲しいことにうさぎやすぽんの商業作品があまり好きではありません。けど。それでもオーケンのグミチョコと石川博品の先生のお布団という二つの大好きな作品が混ざり合ったというかハイブリッドなモノをイメージさせるうさぎやすぽんカクヨム日記に対しては青春ライトノベルの新たな金字塔になってくれるんじゃないかと日々更新されるカクヨムを読みながらわくわくしています。グミチョコで立つんだケンゾー、先生とそのお布団で負けるな布団と想いと同じ魂がうさぎやすぽんカクヨム日記にはあるんだ。立て立つんだ天下を取るんだすぽん。てかんじっすね。

 

新旧対決第二弾として旧 冲方丁テスタメントシュピーゲル vs 新 オキシタケヒコ筺底のエルピスを気が向いたら書きます。

 

第三弾として 旧 クレイジーカンガルーの夏 vs 新 八目迷 作品を構想してるというか。その三本でネタを書こうとしてたけど思ったより長文になりそうなので怠くなり一本のネタで書きました。

 

ライトノベルのお話しでした。

 

 

 

筺底のエルピス オールタイムベストに猛然と殴りかかる超激アツ傑作

 

 

 

梅雨が明けたら炎天下。それはそれで辛いな。

 

筺底のエルピスを全巻読みました。超傑作だから読みましょうや。兄ちゃん姉ちゃん。リーマン。ギャル子キャル夫くん。父ちゃんも。母ちゃんも。みんな。みんな読んでて感じっすね。

 

筺底のエルピス自分は2巻で3回挫折してたんすよね。どうも固い印象を受ける文章が自分に合わなくて。けどふとしたきっかけでエルピスを読むのを再開する事になり、4回目の正直。というかあとちょっとのところまで読み進めてたら、そんな3回も挫折するこたぁ無かったじゃんて感じ何スよね。それくらい肌に全開でピリリと効いてくる傑作。山椒以外でもピリリとて擬音使っていきましょう。具体的には豆板醤あたりにも。

 

まぁ内容には触れません。というか自分よりも魅力を面白く語れる人が探せばたくさんいるんでいーかなと。と言うのも最近、じわりじわりとTwitterとかでエルピスの感想を発してる人が増えてる印象を感じる。誰かが楽しいという気持ちの熱が。他の誰かに伝わる。そしてそれが他の誰かへと。てな感じで。最初は自分の見える範囲のものでしょ?と思ってたんすけど。それでもじわりじわりと熱が伝導されるのを日々眺めてる。それはそれで楽しい。

 

自分から言えるのは。エルピスマジの激アツ傑作だったので、楽しいんで読みましょ。読みましょ。デスね。どれくらい傑作てのを自分の尺度で説明すると自分の中のライトノベルのオールタイムベスト。特にトップ3はずっと不動で、さすがにコレを超える作品に出会うのは相当。中々。本気でムズいよて3作がある。テスタメントシュピーゲルブギーポップとグラスハート。

 

 

特にテスタメントシュピーゲルは以前もブログで書いたけど。コレを超える作品は絶対に今後出会わないてくらいに好きな作品。宇宙で一番好きな作品。この3作はマジで不動の三種の神器くらいの別格な作品。

けどもエルピスは届いちゃったのよねぇ。神に。

巧みな情報の取捨選択で夢中にさせられるストーリー。伏線の巧みさ。スケールでかくてパワフルな力強さがあるストーリーと読者を夢中にさせ続ける丁寧さを感じさせる物語の運びが同居している。作者のオキシタケヒコの凄みが十二分に伝わる超傑作でした、筺底のエルピス。マジですんごいのよ。メラメラさせられるし。炎が灯るのよ瞳に。メラメラ燃えていくのよ。バーニング。

 

そんな超傑作だったのでマジで自分自身も熱くなり。物語が進むとそれがどんどん加速し、加熱させられ。自分の中のオールタイムベストな作品に猛然と殴りかかっていく。それは上でも行った不動の3作にも届くくらいに。熱い。マジ半端ない。マジヤバい。そんな作品ッスね。

 

結果、やはり今んとこ宇宙一のテスタメントシュピーゲルには届かないけど。グラスハートやブギーポップと同格くらいに好きな作品になりました。LOVE。コレは自分の中のでは中々有り得ないことなんすよねぇ。

 

自分に言える言葉は、筺底のエルピスはマジ激アツ傑作何スよね。面白いの尺度は人それぞれですので絶対に面白いョと言うのは誠実さに欠ける気がして言う勇気は無いのだけれども。けど。けど。筺底のエルピスは読まないより読んだ方が絶対に良いに決まってる、そうに決まっているという言葉は最大限の誠実ストレートアッパーで色んなライトノベル好きを屠って参りたいそんなお気持ちです。

 

燃え上がろうぜい。筺底のエルピス。面白いぜい。超絶な。

 

さよなら。ばいばい。また明日。お幸せに。



 

好きなライトノベルを疲労困憊で30作考えたよ

 

ライトノベルオールタイムベスト 再検討結果(20207月現在)

 

おまけ 考えてるところ

 

宇宙一面白いライトノベル知ってると聞かれたのなら?私はシュピーゲルシリーズだよと答える

 

 

宇宙一面白いライトノベル知ってますか?聞かれたことありますか?私は無いです。ちなみに聞かれたのなら即、冲方丁シュピーゲルシリーズだよと答えられます。そーゆー生き方をしてきたので。

 

冲方丁シュピーゲルシリーズ。冲方丁が最後のライトノベルと銘打って始めたシリーズ。一つの舞台、文化遺産とか何のかんのが、ごちゃ混ぜにオーストリアを舞台に。身体が欠損してる少年少女が代わりに義体を上げるよ、その代わりに戦ってね!働いてね!!頑張ってね!!とマジでそんな事があって良いの??ていう設定。オイレンとスプライトで二つの物語から一つの物語に迫る。そして最終的には両主人公達が集結して戦う最終シリーズテスタメントシュピーゲル。ともかくマジで面白い。マジのマジで宇宙一。伏線、構成マジで凄いのよ。あと発想。

 

宇宙一の理由はけっこうあって。

 

まずストーリー。

様々な敵勢力、様々な問題、時には時事であった事件等を引用?そこから着想して出来た複雑なストーリー。ソレをオイレンとスプライトの両方で進行させる。破綻のない緻密さと大胆なというかすんごいスケールの物語が併せ持ってる。精密機械かつホームランバッター。バントもできりゃホームランも打てるし。下手したら150キロの豪速球投げられもするし、変化球も全部使えるみたいな。マジで冲方丁、どうやってこの物語を思いついたの?と思いついても書けるの?かいちゃったよ。。。じゃあ面白いわね。。。。最高に。となる。

 

次に文章。

本作では、まぁ何か上手いこと説明できないんすけど、記号とかを多用した独特な文体、クランチ文体で物語が綴られてる。このクランチ文体がオイレンとスプライト各1巻の時は、けっこうどぎつい。正直、自分も初めての体験だったからしんどかった。けど、冲方丁は凄いのよ。どんどん使いこなして洗練されてくのよ。そしたら情報量とスピード感、さらに複数の視点から物語を描けるとか。とにかく心地よい、尚かつ面白い。そんな文体になってきます。シリーズ後半のテスタメントシュピーゲル2上下あたりで最強の文章になってる。

 

キャラクター

ざっくばらんに言うと。ざっくばらんに言い過ぎるとかなり可哀想な主人公達。かなり可哀想な環境。だけどそんな中でも懸命に藻掻く少年少女はイケてると思うし、何かそんなんだから世界も救えそうと思っちゃう。シリーズ最終作テスタメントシュピーゲル3上下では私たちは大丈夫という言葉が繰り返されるんだけど。おっおう。。。あんたらなら大丈夫だよね。。。思っちゃうそれくらいのヤバい状況をいつもギリギリで乗り越えてきた主人公たちならやれる。やれるっテバヨて感じっす。最終的にこの物語でそんな綺麗なエピローグで良いの?て位のLOVEとかロマンスとか終わる結末には良かったね。。。となる。最後はロマンスが勝ちます。

 

けどそんな上で上げた魅力がマイナスの側にいってしまうのも分かる。ストーリーは暗いしごちゃごちゃしてるし。クランチ文体は初期は読み辛いし。主人公たちは可哀想だし。それで受け付けない人がいるんだろうなぁと言うのも理解できる。

 

けどやっぱり自分の中では宇宙一だ。宇宙一面白いライトノベルだと思う。今後、どんなに面白いライトノベルに出会ってもシュピーゲルより面白い作品には出会わないんだろうなぁと思っちゃう。面白過ぎて鳥肌たっちゃたし。

 

そんなにも好きな作品だから。きっと誰かが手に取り夢中になって読んで面白い!!と叫んでるのを見れたら幸せだな。とも思っちゃう。

 

シュピーゲルシリーズは宇宙一面白いライトノベルです。

恋に至る病 読みました

 

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

 

 

読んでる最中、ずっとイライラしてムカムカして読んでた。こーゆう物語がめちゃくちゃ嫌いでめちゃくちゃ許せなくて。本当の本当に大嫌いだ。ざけんじゃねえし、なめんじゃねえよとよく分からん怒りが最初から最後までずっとあった。

 

けどとても面白かった。て事実は上記の感情が事実であったとともにそれも同じである。

 

シャセンドーユキ。本当にとても嫌いでとても面白い作家て自分の中のポジショニングが深く、さらに深くめり込んでいく。もっとやれ。もっとイラつかせろ。だけどとても面白いのよ。