ライトノベル好きな人におすすめな一般文芸 10選

てな訳で触発されたんでやってきたいと思います。

ほいじゃ早速下から書いてきまーす。

選ぶ基準はコレならイケんじゃね?という自分の独断と偏見です。個人的な好みで青春作品が多い。

 

1.ナイルパーチの女子会

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

 

百合モノのライトノベルが増えてきた?と耳にしました。分かりませんが。ならこのナイルパーチの女子会なんていけるんじゃないかと思いました。この作品が百合なのか。分からない。女同士の友情があるのか。分からない。百合が分からない。けれどこの作品の明確に面白いところがあって、主人公の女性がかなり非現実的みたいなキャラなのだが、後半主人公じゃなく主人公の周りがおかしいというか非現実みたいな逆転が起きるんだが、そこら辺の展開がマジでソッと心を抉ってゾッとする。非常に面白いです。

 

2.ねじまき鳥クロニクル

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

 

村上春樹ラノベというのをちらほらネットで見てきました。そしてサクラダリセットはSEXの無い村上春樹だとも見てきました。私にとっては地獄。みたいなものだった。ソレはともかくライトノベル好きな人に本作はオススメしたい気持ちはある。間宮軍曹の過去に燃えて加納クレタマルタ姉妹に萌えるはず。かもね。。。

 

3.ニキの屈辱

ニキの屈辱 (河出文庫)

ニキの屈辱 (河出文庫)

 

コレは力を込めて言えるのですが、ラブコメとか恋愛モノの描写でこの作品を超えるくらいに甘いモノを自分は読んで来なかったかもしれんとあまりに甘い恋愛エピソード。あんまぁてなりました。だからこそラブコメ好きにはこの作品は面白く映るんじゃ無いでしょうか?と。そして最後まで行ったときの感想が気持ち良いのか悪いのかそりゃ読んでから確かめて欲しいもんですね。

 

4.ロッキンホースバレリーナ

ある特定の世代ある特定の人間は、きっとオーケンに救ってもらった寄り添ってもらったと感じる人はいるでしょう。自分も少しそのけがありました。けれどもオーケンは寄り添ってくれないし自分の足で前に進むっきゃナイト!!って思うのかもしれない。バンド、恋愛、ワゴンの旅、ダイブ。そういった青春だ、この作品は。そういった青春は最高だ。

 

5.明るい夜に出かけて

明るい夜に出かけて (新潮文庫)

明るい夜に出かけて (新潮文庫)

 

アルコアンドピースのハガキ職人の男女が、恋愛にいくのかいかないのか、少なくとも心は優しく繋がっている青春モノ。出てくる登場人物の影みたいな暗い感情。そんな闇の中でも優しく灯る光の方へ向かってく、まるで深夜ラジオのように周りが寝静まった中で笑わせてくれて希望を持たせてくれるような。優しい青春作品です。私は泣きました。ボロボロと泣きました。声を上げて泣きました。ふわぁぁと声を出して泣きました。作中にアルピーのラジオが重要な位置にあるんだけど、ラジオを聴かない人でもめちゃくちゃ楽しめる青春作品です。超傑作。

 

 6.さよなら、シリアルキラー

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

 

シリアルキラーの親を持つ少年ジャズの青春作品。シリアルキラーの親から殺人の英才教育を受けて、それに抗おうとするジャズ。けれども心はキチンとティーンズのものも持っていて。全3巻のシリーズモノで1,2巻はミステリーで3巻になるとそのミステリーの要素が薄くなる。ヤングアダルトなのでライトノベルに含んでもいいような気もするが、とにかくマジで面白いから!コレ!!と言いたいんで選出しました。

 

7.消失グラデーション

消失グラデーション (角川文庫)

消失グラデーション (角川文庫)

 

作者である長沢樹はなんかライトノベルを書いていたみたいなのをどこかで見た気がするが。一体何を書いてたんだろう?と気になってはいる。この作品の面白い所はかなり登場人物のキャラクターに重きを置いていて、ライトノベル好きな人にもきっと合うわじゃ無いか?可愛すぎる名探偵にハマるんじゃないか?と。ラストまで読んだ時の爽快な仕掛けもオモロイです。

 

8.横道世之介

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

 

原作しか読んでない自分と映画しか観ていない友人Aと脚本しか読んでない友人Bが声を揃えて面白いと言った大学生の青春物語。この作品はやっぱり主人公の世之介がとても魅力ある人物であること。吉田修一は少し好きのある魅力的な男性を書くのがとても上手いなぁと。

 

9.海の仙人

海の仙人 (新潮文庫)

海の仙人 (新潮文庫)

 

オススメで上げといてアレなんすがあまり内容覚えて無いんですよね。ただめちゃくちゃ面白かったー!!と言うのは記憶している。ファンタジーとか言う神様のおっさんと一緒に暮らす主人公。その主人公のもとに二人の女性が恋愛する?みたいな話です。優しい文章に包まれます。

 

10.愛のようだ

愛のようだ

愛のようだ

 

自分があぁこーゆう文章を書けるようになれたらめちゃんこ幸せで書けるようになりたいなと一番の憧れを持ってる作家がブルボン小林こと長嶋有。本作ではうだつのあがらない感じのおっさんの主人公と病気により先が短い女性の恋愛作品。おっさんの女性への悲しみとかどうにもできないどうにもならない事を細かに間接的に丁寧に描写して、最後の展開。主人公と同じような心の爆発が起きる切ない物語。マジで大好きな作品です。

 

以上、独断と偏見による10作品。ライトノベル好きな人読んでくれーと思えるくらいにはどれも面白いっす。どこら辺がライトノベル好きにオススメなのよ??と言う部分は独断と偏見という言葉で逃げさせてください。

 

ライトノベルのお話でした。